カ行

呼吸記号

声楽曲や管楽曲で呼吸する箇所を示す記号。「v」または「'」の記号を使用する。

古楽器

作曲当時、演奏用に想定されていた楽器。年代物の古楽器のほか、当時の楽器構造と音響特質を復元した現代の楽器も含む。ピリオド楽器、オリジナル楽器とも。

古楽

20世紀後半になって使われ始めた用語で、古い時代の音楽をさす。最初は漠然とバッハ以前の音楽をさしていたが、やがて前古典派をもふくめたり、1600年ごろまでの音楽のみをさしたりと、学者によっても異なる用 ...

五音音階

1オクターブのなかに5つの音を含む音階。民族によりさまざまな組み合わせの5音が用いられるが、大別して、半音を含まないものと半音を含むものとにわけられる。半音をふくまないものは西洋、日本、朝鮮、中国、イ ...

御詠歌

仏教歌謡の一種。信者が霊場を巡礼するさいに歌われる歌。詠歌、巡礼歌ともいう。短歌体の歌詞を民謡ふうの旋律にのせ、鈴を振りながら歌う。拍子は否定。一部、民謡化したものもある。

(1)人間や動物が発声器官から出す音。ヒトの場合、喉頭にある声帯の振動が他の器官に共鳴して発せられる。また、声帯の振動をともなわずに発せられる無声音も声の一部をなす。 (2)声部。四声体、多声音楽など ...

後打音

装飾音のひとつで、主要音の後に補助的におかれた音のこと。しばしば経過音としてあらわれるほか、アクサンやスプリンガーなどの経過音として、あるいはトリルの末尾としてあらわれる。

口琴

薄い板状の竹製や金属製などの本体に切り込みを入れた弁、または枠形の本体に固定した柔軟な弁を口にあて、指やひもで振動させ口腔に共鳴させて奏する楽器。口腔内の空気の集積やのど、下を調整し、倍音や多様な音響 ...

小歌

小編小歌の総称。室町時代から安土桃山時代に隆盛。代表的な小歌集として「閑吟集」など。隆達節は近世初期に流行。

小唄

三味線音楽の種目名。幕末に流行していた端歌を清元節の演奏家が清元ふうの軽快な小歌曲にしたのが発端。三味線は爪弾き。明治末から芸きや旦那連中のあいだで流行し、大正期に多くの家元がうまれた。

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