ヤ行

横笛

日本の管楽器(気鳴楽器)のうち、楽器をほぼ水平にかまえるタイプの呼称。雅楽で用いられる竜笛、高麗笛、神楽笛、能でもちいられる能管、歌舞伎囃子や民族芸能で用いられる篠笛などがある。篠笛には半音刻みで12 ...

様式

スタイル。語源であるラテン語のstilusは鉄筆などを意味し、これが転じてある作家特有の文体などを示すようになった。 音楽においては、作品や演奏などにあらわれている全体的特徴をさす。音符の上にみてとれ ...

洋琴

東アジアのサントゥールと同型の弦鳴楽器。台形箱型の胴体の表面に数本ずつ組にして平行にはったスティール弦を、両手にもった竹製のバチで打奏する。弦数は胴体の大きさによって異なる。民謡、地方芝居、語り物の伴 ...

謡曲

能や、読み物としての能の台本、あるいは能の声楽部分をさす。江戸中期以降に用いられるようになった。

陽音階

日本の音階のうち半音を含まない五音音階。陽旋法ともいい、半音ふくむ陰音階と対比的に用いられる。上原六四郎が半音の有無により日本の音階を陽旋と陰旋に二分類したことに由来。レミソラドレ(上行形)・レシラソ ...

ユダヤ音楽

ユダヤ民族の音楽は旧約聖書時代、離散時代、現代イスラエルに分けられる。旧約聖書時代は紀元前千年代の放浪時代から紀元70年の王政時代で、エルサレムの神殿の儀式音楽、各種の民謡、舞踏、演奏があった。 離散 ...

有節歌曲

詩のすべての節が同じ旋律で歌われる歌曲。詩の内容よりも形式的側面が重視される。叙情的歌曲や民謡、歌謡曲、唱歌で用いられることが多いが、詩の内容の変化にともなって音楽も変化し、変奏有節形式となっている場 ...

倭歌(やまとうた)

雅楽の種目名。皇室における日本起源の祭祀音楽および舞のひとつ。近畿・大和地方の風俗歌を歌詞とし、東国起源の東遊(あずまあそび)と対応する。舞をともなって倭舞ともいう。現在宮中では大嘗祭と、毎年11月の ...

ユーフォニウム

チューバの一種。太い管を用いるため、幅のある深い響きを持ち、性能も優れているので、吹奏楽、管弦楽の両方に使用される。縦ピストン、横ピストン、回転式とあり、一般には4本バルブの楽器を使用する。

有節歌曲

詩の各節ごとに、第1節につけられた旋律をそのまま繰り返す歌曲のこと。比較的単純な叙情詩に多い。シューベルト〈野ばら〉など。

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