コードがある特定のスケールを基盤として構成されるという考え方に基づくもので、具体的な用途や、その性格に応じて考えられる種々のコードのより所となるスケール(音階)を指す。ある調性でのあるコードには、「どのようなテンション・ノートが効果的に使用できる」や、「どのような音を使用したメロデイ・ラインやカウンター・ラインが適している」などコード・スケールに関わる実践的な問題は数多い。ただし、ある種のコードのコード・スケールは種々の考え方によって必ずしも一定ではなく、複数の候補となるスケールがあげられ、コード・スケールの選定によって、テンション・ノートを含むコード・サウンドやフレーズ作りに大きな相違が生まれる。