タ行

ダルブカ

西アジアの片面太鼓。椀型の小太鼓に低音増幅用の円筒形の胴を取り付けたもので、花瓶の底に皮を張ったような形をしている。ダルプカは、古代ペルシャのザルブ(zarb,またはdombak)が東西に伝播して生まれたもので、アフガニスタンではゼルバガリ(zerbaghali)、カシミールではトゥムバクナリ(tumbaknari)、タイではトム(thom)、トルコではダルブカ(darbuka)もしくはドゥンベレキ(dumbereki)、アラビアではタブラー(tablah)、ギリシヤではタラブカ(tarabuka)、モロッコではタビル(tabil)の名で呼ばれる。また、西アフリカのジャンベも、イスラム教の伝播とともにもたらされたダルブカがルーツである。

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