あなたのための音楽用語辞典

下中音

2021年12月9日

全音階（長・短）の第6音。主音と下属音の中間の音。

18世紀ヨーロッパにおいて、優雅で洗練された当世風の音楽をさして言った。今日一般には、厳格で重厚な対位法書法に対し、優美な旋律を単純な和声で支えるホモフォニー書法にもとづいた、わかりやすく娯楽的な様式 ...

日本伝統音楽の用語。声楽種目の様式分類用語として用いられ「歌い物」の対立概念となる。平家をはじめとする琵琶学、謡曲、浄瑠璃の各流派などのように、総じて叙事的な詞章をもち、音楽面よりも文学面に主眼点があ ...

13～16世紀の音楽のうち、とくに音の長短が厳密に計量規定された多声音楽。自由リズムの旋律音楽であるムシカ・プラナに対する。

旋律・音列をその末尾から冒頭へ、逆方向に奏すること。14～18世紀のカノンやフーガでさかんに用いられ、蟹形進行とよばれた。20世紀には、十二音技法の手法としても重視された。

木または金属の胴の片面に皮を張り、皮の中央（胴の内側）に棒を取り付けた、ブラジルのフリクション（摩擦）・ドラム。この棒を湿った布で握ってこすり、皮と胴に共鳴させて音を出す仕組みで、皮を指で押さえてテン ...