440ヘルツ
標準音ともいう。音楽で用いる音の高さを国際的に一致させるために定めた、特定の振動数の音。現在では1点イ音=440Hz。
ライトモティーフ
示導動機。指導動機、主導動機ともいう。ワーグナーの楽劇に見られる作曲技法の1つ。ある人物や事物、場面などに、あてられる特定の動機(楽想)のこと。
木管五重奏
フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンの編成による五重奏。ホルンは金管楽器だが、本管楽器の音色とよく融合するので加えられている。作品の多くは19世紀以降に現れ、イベール、シェーンベルク、 ...
ポリフオニー
2声部以上で、旋律の独立的な横の流れに重点を置いた音楽。対位法の技法が使われる。フーガはその最も完成された形式の1つ。
ホモフォニー
音の垂直的な重ね方に重点を置いた音楽。 (1)全声部がほぼ同一リズムで動く、厳格な和声様式。讃美歌に見られる。 (2)主旋律に簡単な伴奏がつけられた音楽。例として、モーツアルト〈トルコ行進曲〉など。
保続音
ペダル音、オルゲルプンクトともいう。バス(高声部のこともある)の音が同じ音を長く続けて動かないもの。音は属音、または主音であることが多い。
ボーイング
運弓法。弦楽器の運弓法(弓の使い方)。「下げ弓(ダウン)」と「上げ弓(アップ)」
べル・カント
「美しい歌」の意味。18世紀イタリアで成立した歌唱法で、華麗で美しい声によるもの。柔らかい響き、節回しのなめらかさが特徴。
ヘミオラ
ギリシャ語で1.5ないし2:3を意味する。3拍子の2小節(♪♪♪|♪♪♪)を2拍子の3小節(♪♪|♪♪|♪♪)のように読み替えて演奏すること。バロック音楽で用いられた。
ヘテロフォニー
多声音楽の1つで、同じ旋律を多くの人が同時に演奏するとき、即興的な装飾などで音程やリズムにずれが生じる状態。民俗音楽に多く見られる。