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強拍 / 弱拍

「強拍」とは、小節または拍子の強部。ふつうは譜表上の第1拍のこと。4拍子では第3拍がこれに次ぐ。強拍以外の小節の弱部を「弱拍」という。強拍の「強」は心理的な強さをいい、音の強さとしては反映しないことも ...

カノン

対立法による作曲法のひとつ。もっとも普通は、ある主題のメロディーが始まった後から、別の声部がそのメロディーを全く応用に模倣しつつ追いかけるものをいう。

楽節

音楽形式で1つのまとまった単位をいう。8小節で大楽節を形成し、それが4+4小節の小楽節に分かれる場合、前の4小節を前楽節、後の方を後楽節という。一般に大楽節が、音楽的に完結したものと感じられる最小の単 ...

楽音 / 噪音

楽音は、振動が規則的で明確な音程を持つ音として聞こえる音。噪音は、鈴やシンバルなど、振動が不規則で音程として聞こえない音。楽音も噪音も音楽を作るときに必要なものである。

外声部 / 内声部

外声は、多声部楽曲の一番上、及び下のパートをいう。例えば混声四部合唱のソプラノとバスにあたる声部。それに対してアルトとテノールにあたる声部を内声部という。

音楽形式

楽式ともいう。「動機」と、動機を連ねた「小楽節」、2つの小楽節を連ねた「大楽節」が形式の基礎となる。(2つの小楽節をそれぞれ「前楽節」「後楽節」という)。これらを応用して各種の形式が生み出される。

アイネ・クライネ・ナハトムジーク

モーツァルトの弦楽のためのセレナード第13番ト長調K525。1787年作曲。4楽章からなるが、作曲時にはアレグロの次にもうひとつメヌエットが書かれていたと言われている。

アイソリズム

14~15世紀初頭の多声音楽で用いられた作曲技法。テノール声部を、一定のリズム・パターン(タレア)と高音パターン(コロル)の反復で構成するもの。その際、タレアとコロルの反復周期は必ずしも一致しない。

オスティナート

ある一定の音型パターンを、長い問繰り返し続けるもの。バス・パートにくるものをバッソ・オステイナートといい、シャコンヌやパッサカリアなど、楽曲全体を通して主題をバスなどで反復させる形式もある。

アルベルテイ・バス

鍵盤楽器で行われる分散和音の一種。イタリアの作曲家アルベルティ(1717~1740)が始めたといわれる。

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