gakufu

中庸なスタッカート。適度に音を分離させる。

ひとつの長い音を静かに歌い始め、いったんクレッシェンドしたあとデクレッシェンドすること。現在は一般に声楽でおこなわれる。本来はバロック装飾奏法のひとつで、器楽でも行われた。

「半分の声」の意。やわらかくほどよい強さの声で歌うこと。

「大」を意味するラテン語に由来し、マイナーの対語として用いられる。 （１）長三和音 （２）長調 （３）長音程

アフリカの固有の楽器で、アフリカ以外では南米の一部にみられる。日本では「親指ピアノ」、カリンバ、またまれにサンザともよばれる。共鳴箱に調律された細長い金属片（ないし竹片）を取り付け、両手の親指で金属片 ...

長さ15センチ、幅2センチほどの竹製、木製または鉄製のアイヌの口琴。まん中に切り込んだ細長い舌状の弁の両端につけた糸をひっぱって振動させ、口にあてて息を吹きながら声を発し、口腔に共鳴させる。女性や子供 ...

明確な段落や終止感をもたずに発展し続ける旋律。ワーグナーの音楽の様式的特徴のひとつ。

日本の基本音階のひとつ。小泉文夫が「日本伝統音楽の研究Ⅰ」で唱えた民謡のテトラコード（中間音は下の核音の短3度上）を重ねたもので、たとえばレファソラドレと示される。律音階とともに半音を含まない五音音階 ...

オランダのJ・クンストによる1950年の造語Ethno-musicologyに由来する学問名称で、文化相対主義を基礎とする。当初、諸民族の民俗音楽や古典音楽を研究対象とし、演奏実践を通じての理解、また ...

民族自決や国民国家の独立運動などに影響されて生み出された音楽。自国や自民族の言語、民謡や音階、楽器などを象徴的に用いて、民族表現を強調する場合が多い。とくに19世紀後半になって顕著になり、国民楽派の活 ...