スル・タスト sul tasto
「指板の上で」。弦楽器で弓の擦弦位置をブリッジから話、指板の上にする指示。
スリン
インドネシアの竹笛。リコーダーと同じ原理をもつ。管の下方が開いており吹き口は竹の節に相当する。薄くそいだ籐、あるいは竹を鉢巻き状にして吹き口にかぶせ、吹き口の切り込みとの間にダクトを形成する。
スプリンガー
17世紀後半のイギリスでもちいられた装飾音の名称。主要音となめらかに結ばれた短い後打音で、フランスのアクサンに相当する。
スピネット
小型チェンバロの通称。とくに弦が鍵盤に向かって左手前から斜め右奥方向にはられているものをいう場合が多い。ベントサイド・スピネットは、イタリア、ドイツ、イギリスで多く作られた。
スピッカート
弦楽器の運弓法のひとつ。弓をはずませながら、弓の中央部分を使って、急速に歯切れよく演奏すること。記譜は通常はスタッカートと同じ。
ストレッタ
曲の終わりで速度をあげ緊張感を増すこと。イタリア・オペラのアリアなどで用いる手法。
ストリンジェンド stringendo
「だんだんせきこんで」「だんだん急迫して」の意。string.と略記する。
ストップ
オルガンの演奏台にそなえてある音色を選択する装置。操作することによってオルガン内部で、鍵が押されたときに選択された音色のパイプ列のみに空気が通るように制御される。個々に、音色またはパイプの名称と最低音 ...
スタインウェイ
ドイツのピアノ制作会社。ハインリヒ・シュタインヴェークが渡米して改名し、1853年にニューヨークにスタインウェイ・アンド・サンズを社名とするピアノ制作会社を設立した。構造強化のためのサウンドベル、弦の ...
スタッカティッシモ staccatissimo
「きわめてスタッカートに音を切って」