十二音音楽
十二音技法の原理によって構成された音楽。ドデカフォーニともよばれる。おもに新ウィーン楽派による1920年代以降の無調作品をさし、シェーンベルクの「5つのピアノ曲」op.23の第5曲が最初の例とされる。 ...
十二音音階
12の半音からなる音階。幹音と派生音の区別がなく、この点で半音階(幹音から半音変化で派生音を生じたもの)と異なる。
自由対位法
近代的な和声法の規則の範囲内でさまざまな自由がみとめられた対位法。厳格対位法の対概念。
重増音程
増音程をさらに半音広くした音程。
縦線
楽譜で、小節を区切るために引かれる垂直線。小節線。
十七弦
17本の弦をもつ全長約200~230cm程度の大型の筝。1921年宮城道雄案。低音伴奏楽器として作られたが、60年代以降、独奏楽器としても各流・各派でさかんに用いられている。
重減音程
減音程をさらに半音狭くした音程。
終結部
曲の終わりのカデンツが拡大されて、ひとつの部分をなすほどになったもの。曲の終止感を強める働きをする。
宗教音楽
「世俗音楽」に対する用語で、宗教的儀式のための音楽ばかりではなく、宗教的な内容の音楽も含める。それを区別するためにとくにキリスト教では、前者を「教会音楽」とよぶこともある。他の宗教の例としては、仏教の ...
重音奏法
ヴァイオリンなどの弦楽器で、2つ(またはそれ以上)の音を同時に演奏すること。パガニーニなどのヴィルトゥオーソが技巧を示す重要な手法として用いた。3音の重音をとくに「トリプル・ストップ」とよぶこともある ...