減音程
完全音程や単音程を半音狭くした音程。
鍵
演奏者がおもに手指で楽器を操作する装置。キー。 (1)ピアノ、オルガンなどの鍵盤楽器において、音を出すために奏者が指で押す部分。鍵盤の構成単位。ふつう白鍵と黒鍵がある。 (2)管楽器の指孔を開閉するた ...
計量記譜法
音符(休符)の形の違いによって音の長さの違いを示すようになった初期の記譜法。1250年ごろにケルンのフランコがその基礎を確立。そのあと、1600年ごろまでのあいだに、黒符計量記譜法から白符計量記譜法へ ...
計量音楽
13~16世紀の音楽のうち、とくに音の長短が厳密に計量規定された多声音楽。自由リズムの旋律音楽であるムシカ・プラナに対する。
掛留
非和声音(転移音)の一種。先行和音の音が保留され、一時的に不協和状態を起こしたのち、本来進むべき音に進んで解決するもの。
経過的転調
ある調から別の調へ転調するさい、目的調に到達する途中で中間的・経過的にさしはさまれる転調。
経過句
ある主題楽想から別の主題楽想へと連続的に移行してゆく部分。ソナタ形式の掲示部においては、第1主題と第2主題のあいだに部分がこれにあたり、これは主調から対立調へ転調する機能をになっている。
経過音
非和声音(転移音)の一種。高さの異なる2つの和音構成音のあいだを順次進行でうめるさいに生じる非和声音。
軍楽隊
軍隊に属し、儀式・行進などのおりに演奏する楽隊。木管楽器・金管楽器を主体に、打楽器を加えた編成が一般的。
クワイアブック
15~16世紀に聖歌隊が用いた楽譜の形態。大型本の見開き2ページに、声部ごとに区分して多声楽曲を記譜。譜面台上におき、まわりから合唱者がいっしょに見て歌った。合唱本。