グロリア
(1)聖歌隊。もとは、聖歌隊が着席した教会内の席のこと。 (2)同属楽器のグループ。
クロマティック
古代ギリシア語の「クローマ」(色彩の意)に由来する。 (1)「半音の」とか「半音階の」の意味。一般に半音ずつ進行する音階をさす。 (2)16世紀においてクローマや、セミクローマなど黒く塗られた時価の短 ...
クレド
ミサ通常式文の3番目の聖歌。福音書朗読のあとに歌われる。歌詞はニケア信経を使用。ミサに導入された時期が1000年以降と遅く、そのため聖歌集ではクレドだけが別の場所に集められる。
グレイス・ノート
ちいさな音符で楽譜に書き込まれた装飾音。単音のものから、長く複雑な音形を示すものまで幅広くある。
クルムホルン
16~17世紀に使われたダブル・リードの管楽器。円筒管で下部がこうもり傘のように曲がっている。名称は「曲がったホルン」の意味。指孔は全面7つ裏面1つ。音域は9度と狭い。リード部にかぶせてあるウィンド・ ...
グルペット
グロッポと同じく、装飾音をさすためにイタリアで使われた名称。「小グループ」の意味。具体的には、トリル、イギリスのスプリンガーに類似した転過音、ターンにたいして使われる。
クルック
(1)おもに金管楽器で、管の一部を差し替え、管長を変化させて基本調を変えるための管。バルブ装置発明以前のホルンやトランペットで使用された。マウスピースと本体とのあいだを差し替える場合と、管の途中を差し ...
クルアンサーイ
タイ古典音楽の合奏形態。減額中心で、2弦の胡弓ソードゥアン(高音)とソーウー(低音)、ツィター型撥弦楽器チャケーを用い、縦笛のクルイやリズム楽器が加わる。
グリー
18世紀中ごろ~20世紀初頭にイギリスで流行した無伴奏アマチュア合唱曲。16世紀のマドリガルの音楽的伝統や17世紀のキャッチがはぐくんだ男性合唱クラブの伝統を受け継ぎ、男性がグリー・クラブを組織するか ...
グランド オペラ
「大オペラ」の意味。 規模の大きなオペラの一般名称として用いられるが、狭義には1820年代からパリのオペラ座で上演された4幕または5幕からなるフランス・オペラをさす。史実や文学に題材をとり、宗教的、政 ...