オルガン・コラール
プロテスタントのコラール旋律を引き延ばしたり、装飾を加えたりしてオルガン用の多声部曲に編曲したもの。会衆がコラールを歌う前の前奏曲として、もしくは聖書の節のあいだで間奏曲として、さらには独立した楽曲と ...
オルガヌム
聖歌にもとづく中世の多声楽曲。単旋律聖歌にたいして協和音程をなす声部を、即興的に付加する歌唱法の形から発展。しだいに声部間の対比が明確にとなり、付加声部に旋律的主眼がおかれるようになる。
オーボエ・ダモーレ
オーボエ属の木管楽器。「愛のオーボエ」という意味。オーボエより短3度低く、管体全長は約63センチ。イングリッシュ・ホルンと同様、下端が球根状になっている。
オペラ・セリア
神話、英雄物語、史劇に題材をとる17世紀末から19世紀初めまでの悲劇的イタリア・オペラの総称。
オプス op.
「作品」の意味。しばしばop.と略記され、作品番号を示す。
オード
頌歌。神や英雄などをほめたたえる歌。古代ギリシアやローマ時代以来、種々の韻律、詩型、音楽形式のものがつくられた。
オッターヴァ
「オクターヴ」の意。8vaと略記。音符の上に書かれた8vaは記譜音よりもオクターヴ高く演奏する指示。下に書かれた8vaは記譜音よりもオクターヴ下で演奏する指示となる。
押し手
筝の奏法。柱の左側の弦を左手で強く押し下げて張力を高め、その弦の音程を上げる方法。
荻江節
三味線音楽のひとつ。18世紀後半、初世荻江露友が吉原で座敷芸として演奏した長唄に始まる。
大鼓
能楽、歌舞伎囃子、民族芸能に用いる膜鳴楽器。多くは小鼓とセットになって演奏し、大鼓がリズムの骨格をになう。