移高
楽曲の全部、または一部を、そっくり異なる高さに移すこと。とくに無調音楽の場合の用語。
倚音
非和声音(転移音)の一種。和音構成音の隣接音が強迫部に予備なく導入され、一時的に不協和音状態を起こすもの。
イオニア旋法
教会旋法のひとつ。ルネサンス時代に新たに追加された旋法のひとつ。
アンブシュール
(1)管楽器のマウスピースのこと。とくに金管楽器、フルートのそれをさす。 (2)管楽器の演奏における唇の適切な形のこと。顎や頬などの状態を含む場合もある。
アンビトゥス
教会旋法における音域のこと。ある旋法が正格であるか変格であるかを区別するさいのよりどころとなる。
アンティフォナ
初期の交唱詩編唱に由来する聖歌の総称。
アンダンテ・カンタービレ Andante cantabile
「ゆっくりと歌うように」の意味。
アンダンティーノ andantino
(1)アンダンテの性格をもつ小品。 (2)アンダンテよりも速めとする説と遅めとする説があるが、現在一般的には「アンダンテよりもやや速く」。
アンダンテ andante
「歩くような速さで」の意。アダージョとアレグレットの中間の速度。
アンクルン
インドネシアの竹の楽器。竹筒から作られる。竹筒は一方が節で閉じており、開いているほうから半円筒形に一定の長さを切り取って調律する。