リーダーターフェル
19世紀のドイツで栄えた娯楽的・社交的傾向が強い男性合唱団。1809年にツェルターがベルリンで設立したものに始まる。北ドイツではナポレオン戦争以降の愛国的感情と結びつき、南ドイツでは歌をとおして人間性 ...
リゴードン
南フランスの民俗舞踊。17~18世紀のフランス宮廷舞踏。一般にはアウフタクト(上拍)で始まる2拍子の速い舞曲。跳躍を含む独特のステップをもち、カンプラやラモーなどが好んでオペラの舞台に用いた。イギリス ...
ランディーニ終止
終止のさい、最上声部が、導音から第6音に下行した後、主音に進行する形。14~16世紀に多用された。イタリアの作曲家ランディーニの音楽に多く見られたためこの名があるが、彼の音楽特有のものではない。
ラルゴ largo
「幅広くゆるやかに」
ラルゲット larghetto
「ラルゴよりやや速く」
ラメント
死者を悼む音楽の総称。 (1)17~18世紀のオペラの悲観場面で歌われた歌。 (2)スコットランドやアイルランドの葬送時の音楽。歌と当時にバグパイプも使用。
ラメンタツィオ
聖木曜日、聖金曜日、聖土曜日の朝課における、エレミヤ書の朗唱。
ラバーブ
革張りの小型椀形胴に細長い柄のついた擦弦楽器。一般的に1,2弦で4、5度に調弦する。ペルシアではカマーンチェ、トルコではレバーブとよばれる。東南アジアにも伝播しており、中央アジア、北インドでは同名で形 ...
ラナート
タイの鍵盤打楽器。21枚の木製ないし竹製鍵盤をもち共鳴箱が舟形の高音楽器ラナートエークと、17枚の鍵盤をもち共鳴箱が箱形の低音楽器ラナートトゥムがある。ピーパート合奏で、コーンウォンが奏する主旋律を変 ...
ラットル
本体を振って間接打奏する体鳴楽器、玩具、ないし踊りの装身具の総称。ひょうたんや容器に小石や種子などを入れたもの、貝殻にひもを通したものなど。しばしば信仰や崇拝の対象とされる。ガラガラとも。