ア行

異名同音的転換

異なる2音が、12等分平均律で実質的に同じ音高になりうることを利用し、2つの音の間で転換(読み替え・書き替え)を行うこと。転調の手段として有効。

今様(いまよう)

日本の歌謡の種目名。「今風の」という意味であり、平安時代中期に白拍子や遊女によって民衆に広められた当時の流行歌。上流階級にも浸透し、宮中行事で演奏されたものもある。

田舎節

日本の音階のうち、半音を含まない五音音階。上原六四郎が唱えた陽旋(田舎節)に由来し、陰旋(都節)と対比される。

糸巻き

弦楽器の部品名。弦の一端を巻き付けて弦を張り、張力の調整をして音高を調節するための装置。

イスラム音楽

イスラムにおいては、宗教の場と音楽はあいいれないものとなっている。しかし宗教儀式にかかわるものには音楽的な要素を含むものも少なくない。その例として、聖典コーランの朗唱キラーヤや1日5回の祈りを呼びかけ ...

イステッソ istesso

「同じ」の意味。「リステッソ・テンポ」は拍子が変わっても、基準となる拍の速さを同じに保つこと。

移高

楽曲の全部、または一部を、そっくり異なる高さに移すこと。とくに無調音楽の場合の用語。

倚音

非和声音(転移音)の一種。和音構成音の隣接音が強迫部に予備なく導入され、一時的に不協和音状態を起こすもの。

イオニア旋法

教会旋法のひとつ。ルネサンス時代に新たに追加された旋法のひとつ。

アンブシュール

(1)管楽器のマウスピースのこと。とくに金管楽器、フルートのそれをさす。 (2)管楽器の演奏における唇の適切な形のこと。顎や頬などの状態を含む場合もある。

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