楽太鼓
雅楽の管絃でもちいられる膜鳴打楽器。直径約60センチ、胴の幅15センチの平たいびょうち太鼓。円形の木枠につるし、2本のバチで打つ。
楽箏
雅楽の管絃、催馬楽で用いられる箏。俗筝と区別するための語。楽器の形状、弦数は俗筝と共通するが、細部のつくりや爪の材質、形状が異なるので、音色も俗筝とは異なる。
雅楽
日本音楽の一種目。大きくは次の3つに分けられる。 (1)日本起源の皇室系・神道系儀式音楽。国風歌舞ともいい、大陸伝来ではなく、日本発祥で古来より伝承されている歌舞。御神楽で奏される神楽歌や、東遊び、魏 ...
替手
本来の器楽旋律とは異なる旋律およびそのパート名。とくに地歌では、三味線の本手に対し、別の三味線または筝によって装飾的な変奏旋律を合奏させることが流行した。
カウンターテナー
男性アルト歌手。テノールの声域よりもさらに高い、アルトの音域で歌う男声。今日では、バロック時代の作品のカストラートのパートをしばしば担当する。
開離和声
開離位置の和音による和声。
開離位置
4声体和声で、上3声が1オクターブよりさらに広がって配置された状態。密集位置の対語。
階名唱法
ソルフェージュにおいて、それぞれの音を階名で歌う方法。多くの場合はドレミをもちい、その特殊なタイプとしてトニック・ソルファ法やコダーイ・メソッドがあるが、他の階名をもちいることも可能である。旋律感、相 ...
開管
管の両端が開いている管楽器、およびその管内の空気柱の振動様式。管の両端が定常波(進行せず一定の場所で振動する波)の腹(振動のもっとも大きな部分)、中央部が節(振動しない部分)になるため、基音の波長は管 ...
食う
シンコペーションなどによって、強拍より前にアクセントがくること。強拍とタイで結ばれることが多い。「リズムを食う」「食ったリズム」など。