ナ行

ナッカーラ

トルコ・アラビア諸国にみられる2個1組の金属製鍋形太鼓。ティンパニの祖とされる。皮面を底にまわした皮にもで調節し、各鼓を4、5度に調律して2本のばちで打つ。イスラム圏に広く分布し、大きさはいろいろであ ...

長唄 (長歌)

「ながうた」は古来、長編歌曲の呼称。ただし今日では江戸時代に成立した三味線音楽の曲種名、または種目名としてもちいられるのが一般的である。 (1)長歌。地歌の曲種。盲人音楽家が伝承する規範曲の一種。組歌 ...

ノリ

演奏者が音楽の流れの中で、各拍をどのように感じるかについていう。 (1)前ノリ 前へ前へと転がっていくような演奏をいう。テンポが正確でも起こりうる。 (2)ジャスト 正確にテンポがキープでき、かつ各拍 ...

ノヴェレッテ

「短編小説」の意味。シューマンによって始められ、ロマンティックなピアノ曲に付けられた名称。物語のように次々と変化する部分で構成されている。

ナポリ楽派

17世紀終り~18世紀前半に、イタリアのナポリを中心に活動した楽派。オペラ作曲家が多く、A.スカルラッティを始めペルゴレーシ、チマローザらが代表的である。ダ・カーポ・アリア(A―B―Aの図式を持つ典型 ...

ノートル・ダム楽派

1150年頃~1230年頃にかけ、パリのノートル・ダム大聖堂を中心に活躍した多声音楽の楽派。レオニヌス(レオナン)とペロテイヌス(ペロタン)がオルガヌムを6つのリズム表記(モード・リズム)に整理した。 ...

ネウマ

グレゴリオ聖歌などの単旋律の記譜で用いられた記号。6、7世紀に用いられるようになり、12、13世紀に定着したとされる。

ナポリの六

「ナポリの六の和音」ともいう。短調のⅡの三和音の根音を半音下げ、転回して六の和音(第1転回位置)としたもの。また、そのままの形で長調においても使われる。ナポリ楽派が特に好んだことから名付けられた。次に ...

ノン レガート

スタッカートほどには切らないが、各音の間に若干の切れ目を持たせる奏法。レガートに対する奏法。

ノンダイアトニック・コード

ダイアトニック・コードが、あるキー(調)を組織する音の範囲で形成されるのに対して、ノンダイアトニック・コードは変化音を含むコードを指す。その代表的なものとしては、長調でのⅡ7、Ⅲ7、Ⅳ7、Ⅵ7、Ⅶ7な ...

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