スピネット
15世紀末~18世紀末まで愛好された鍵盤つき撥弦楽器で、ハープシコードの一種。1鍵1弦の配置で金属弦はすべて単弦である。形は細長い三角形、四角形、五角形などがあり、多くは装飾がほどこされている。テーブ ...
クラヴィコード
16~19世紀初頭にわたってヨーロッパで広く用いられた有鍵打弦楽器。構造はすべての鍵盤楽器の中で最も単純で、音量はきわめて弱く広い会場での演奏は適さない。打つ力は僅かだが指と直結しているので、ニュアン ...
クラヴィーア
ラテン語のクラヴィス(鍵)に由来し、鍵盤を有する楽器全般を指す。バロック時代はオルガン、ハープシコード、クラヴィコードを総称し、近代になりピアノを指すことが多くなった。
ロマンス
中世の吟遊詩人により歌われた騎士物語や恋愛歌。18世紀のフランスでは叙情的歌曲を指していた。その頃ドイツでは器楽による性格的小品にロマンツェという名を付けるようになった。モーツァルトやベートーヴェン、 ...
レントラー
オーストリア、バイエルン、ボヘミア地方で行われた田舎風の農民舞踊。3/4拍子(3/8拍子)のゆるやかな舞曲で、ゆっくりしたワルツに近い。19世紀半ば頃から、ワルツの流行によってすたれた。
レチタティーヴォ
「叙唱」の意味。オペラ、オラトリオ、カンタータなどの中で、話し言葉で語るように歌われる部分をいう。美しい旋律を歌い上げるアリアに対し、レチタティーヴォは劇の状況や物語の展開を説明するときに用いられる。
リチエルカーレ
元は「探究する」の意味。16~17世紀の器楽由に対して用いられた名称。多くは模倣的な形式を持ち、フーガの前身とされる。
リゴードン(リゴドン)
南フランスのプロヴァンス地方に伝わる舞曲。17世紀中期に宮廷舞踊、器楽曲となった。快活な2/4または4/4拍子。
リート
(1)一般的にはドイツ歌曲のことを指す。シューベルト、シューマン、ブラームス、ヴォルフ、R.シュトラウスなど、多くの作曲家の作品がある。 (2)広く「歌」全般を指すこともある。
ラプソディー
狂詩曲。元は古代ギリシャの短い叙事詩のこと。叙事的、英雄的、民族的な色合いを持つ自由形式の器楽曲。19世紀以降、リスト〈ハンガリー狂詩曲〉、ブラームス、ラフマニノフ〈パガニーニの主題による狂詩曲〉、ガ ...