残楽(のこりがく)
管絃の演出方法のひとつ。曲をくりかえしつつ次第に楽器を減らしてゆく演奏法。全員の合奏ではじまり、途中から笙、ひちりき、竜笛の音頭と琵琶、筝のみとなる。つづいて笙、竜笛、ひちりき、琵琶が順に抜け、最後は ...
能管
おもに能楽、歌舞伎囃子、一部の民俗芸能などで用いられる横笛。全長39センチ、7つの指孔をもつ。外観は竜笛に似ているが、歌口と指孔のあいだの管内に喉とよばれる短い竹が挿入してあり、これによって能管独特の ...
能楽
能と狂言の総合名称。江戸時代までは一般には猿楽とよばれていたが、明治維新の混乱期以降、この名称が定着した。
能
室町時代初期までに完成された、文楽、歌舞伎とならぶ三大演劇のひとつ。橋掛かりという登・退場路のついた三間四方の正方形の専用舞台を用い、面をつけた役者が囃子や地謡というコーラスに合わせて舞う歌舞劇。 狂 ...
序波急
日本音楽の用語。元来舞楽の構成部分の名称で、序はゆっくりとした自由リズム、破は延拍子、急は早拍子というように、それぞれテンポやリズムに相違がある。この概念は能など、以後の日本の芸能全般にも適用され、と ...
ネーデルラント楽派
15~16世紀に国際的に活躍した楽派。1826年のキ-ゼヴェッターの命名以来おもにドイツで使われてきたが、今日では地理的にも音楽家の出身地の面からも、ブルゴーニュ楽派およびフランドル楽派の名称のほうが ...
2連符
連符の一種。本来3等分される音符を2等分したもの。
2分の2拍子
2分音符を1拍とする2拍子。
2部形式
2つの部分からなる形式。2部分形式。2つの部分の関係には反復(AA)、就職的反復(AA')、対比(AB)があり、ABの2部形式では、おのおのの部分が反復されることも多い。バロック時代の舞曲は、その多く ...
2分休符
全休符の1/2の長さをあらわす休符。