神秘和音
スクリャービンによって用いられた特徴的な和音。たとえば、「ハ」が根音の倍の「ハ-嬰ヘ-変ロ-ホ-イ-ニ」。
新即物主義
1920年代にロマン主義や表現主義への反動としておこった、客観性、簡潔性を特徴とする芸術様式。音楽史における新古典主義とも密接にかかわっており、ヒンデミットやヴァイルの作品がその代表とされる。また、ギ ...
進行
旋律の音の高さが変わるとき、その動きを進行とよぶ。 (1)ひとつの声部が行う進行には、上行と下行の2方向があり、おのおのに順次進行と跳躍進行の区別がある。 (2)2声部が行う進行には、平行、反行、斜行 ...
シングルリード
クラリネットやサクソフォーンのマウスピースに装着されるうすい1枚のアシ製の舌をシングルリードという。これが奏者の息により振動し管体内の空気柱と共鳴し音となる。これに対し、オーボエやファゴットの2枚合わ ...
甚句(甚九)
一般に、盆踊り歌の異称として使用される語。18世紀初頭に流行した「えびや甚句」を流用してできた越後地方(新潟県)の盆踊り裏「越後甚句」が各地に広がり、盆踊り歌の異称として「甚句」が広く用いられるように ...
新ウィーン楽派
20世紀前半、シェーンベルクを中核都市ウィーンを中心に活動した作曲家たち。通常、ベルクとヴェーベルンを加えた3人をさすが、さらに広くシェーンベルクの弟子をふくめる場合もある。「第二次ウィーン楽派」とも ...
四六の和音
三和音の第2転回。和音構成音が第5音を最低音として配列されたもの。
女性終止
終止の一種。最後の主和音が強拍におかれていないもの。男性終止の対語。
初見
はじめてみた楽譜を、準備無ですぐに演奏すること。声楽の場合「視唱」、楽器の場合「視奏」ともいう。
省略法
記譜や読譜を容易にするために、同一音型のくりかえしなどを簡単な形に整理して記す工夫。