エスタンピー
13,14世紀のフランスやイタリアの写本にこの曲種名が残されている。多くは旋律のみだが歌詞のあるものもあり、「踏み踊り」の名称が示すように舞曲とされる。半(開)収支ouvertでくりかえされ、全(閉) ...
エコセーズ
スコットランド舞曲の意。19世紀初頭に流行した2拍子系の活発な舞曲。スコットランドとの関係は不明であり、イギリス起源やフランス期限という説もある。ベートーヴェン、シューベルトの作品が名高い。
エオリアン・ハープ
名称はギリシアの風の神アイオロスに由来する。長方形の共鳴胴に数本の弦をユニゾンにはり、自然の風によって発音させる。17世紀初めごろから19世紀までヨーロッパで流行したが、他の地域でも同様の楽器の存在が ...
エオリア旋法
教会旋法のひとつ。ルネサンス時代にあらたに追加された旋法のひとつ。第9旋法。
エヴァンゲリスト
受難曲などの「福音史家」。
嬰記号
音の高さを半音上げる変化記号。臨時記号としても調号としても使う。記号は#を使用。臨時記号の場合は符頭の左、調合の場合は音部記号の右につける。
上調子
三味線音楽の用語。主旋律より高音域をひくため棹に枷をつけて調弦した三味線、およびその三味線で演奏する旋律のこと。
ウナ・コルダ una corda
本来は「1本の弦」の意。ピアノ奏法において、専用のペダルを使用して鍵盤全体を右にずらし、ハンマーの打弦箇所を変えることで弱音を得る演奏法。
打物(うちもの)
雅楽で用いられる打楽器の総称。演奏用以外に舞具として用いられるものもある。
歌い物
日本伝統音楽の用語。広義には器楽に対する声楽の総称だが、便宜的に声楽種目の様式分類用語としても用いられ、総じて叙情的な歌詞をもち、文学面よりも音楽面に主眼点があるような種目をさす。