アンヴィル
重く分厚い鉄片をハンマーで打って金属音を出す打楽器。1枚ないし2枚の鉄片を木枠にのせて打つ。かなとこやレールで代用することもある。
アロッターヴァ all'ottava
「オクターブで」の意味。記譜音よりも1オクターブ高く(あるいは低く)演奏する指示。
アレグロ allegro
「速く」。 現在は速度標語として使われているが、18世紀以前は「陽気な」という曲想の指示としても使用されていた。
アレグレット allegretto
「やや速く」。アレグロよりもやや遅いことを示す。
アル・ローコ al loco
「その位置で」の意味。8vaの指示ののち、書かれたとおりの高さで演奏する指示。
アルボラーダ
スペインのガリシア地方の音楽で、「朝の歌」の意味。フランスのオーバード、ドイツのターゲリートに相当するが、ダブル・リードの管楽器ドゥルサイナや、小太鼓タンボリールによって、かなり自由なリズムで演奏され ...
アル・フィーネ al fine
「fineのところまで演奏しなさい」の意味。 da capo al fine は「曲の最初からくりかえし、fineと記されたところまで演奏しなさい」の意味。
アルテルナティム
カトリック教会の聖歌歌唱において、テクストの詩節ごとに単旋律聖歌と多声聖歌、あるいはオルガンと多声聖歌を交替させる演奏法。
アルス・アンティクア
14世紀アルス・ノヴァの音楽に対し、13世紀後半の音楽を指す語。「古い技法」の意味。
アリラン
朝鮮の代表的民謡。アリランのほか、各地方独特の旋律をもつ種々のものがある。