ゴング
容器状の楽器胴体をバチで叩いて鳴らす体鳴楽器の総称。ガムランで使われる同名の楽器が語源。タムタムとゴングの区別は明確ではないが、一般的には中央部に突起のあるジャワ系のものをゴングという
スネアドラム
木製または金属製の円筒形の両面に、皮(ヘッド)が丸い枠に張られたもので、構造は大太鼓(バスドラム)と同じである。演奏に際しては上面のみ使用し、バチで打つ方の皮をバター・ヘツド、反対側の皮をスネア・ヘッ ...
クラヴェス
ラテン・アメリカの打楽器の1つでキユーバに起源をもつ円筒形の拍子木。長さ20cm、直径3cmくらいの棒で、棒の1つを左の手のひらにのせ、1つを右手に持って叩く。
大太鼓
神社の祭礼などに用いられる大鼓や、相撲のやぐら太鼓などの大型の大鼓。くすのきや、かしなどの堅い木をくりぬいて胴を作り、両面に馬や牛の皮を張り、たくさんの鋲でとめてある。祭ばやしでは大胴(おおどう)とも ...
バスドラム
大きさは直径約70~100cmくらいまである。木製の胴の枠に張った牛皮かプラスチックのヘッドが両面に取り付けられており、フープを締めるボルトで張力を調節できるようになっている。スタンドに縦にセットし演 ...
ウッドブロック
硬質の本をくりぬきスリットを入れた小型の体鳴楽器。丸形で両端に溝を付けて、二種の音が出るものは西洋起源のものである。L.アンダーソンの「シンコペーテイド・クロック」での用法が有名。
ウィンド・チャイム
トウリー・チャイム、バー・チャイムとも呼ばれる。少しずつ長さの違う金属の細いバー(棒)20~30本を長さの順に一列に吊るしたもの。金属製のマレットや手でバーを次々に横切るようにグリッサンドしたり、個々 ...
ヴィブラフォーン (ビブラフォン)
鍵盤打楽器。金属の音板を並べ、各音板の下に金属製の共鳴筒が付いている。その音板と共鳴筒の間にファンを取り付け、これを電気モーターで回転させる。モーターを回転させると余韻にヴイブラートが付くようになって ...
ヴィブラ・スラップ
弾力性のある鉄の棒の先に小さな木の箱を付け、その箱の中に金属のツメがあり、鉄棒に与えられた振動を受け、箱にあたって共鳴し音をだす。キハーダ(ロバや馬の下あごの骨で作られたキューバの民族楽器)に似た音を ...
ワーグナーチューバ
ワーグナーによって考案された、ホルンの音質を最低音まで拡大する円すい形の低音金管楽器。通常、ホルン奏者が持ち替えて演奏する。ブルックナー「交響曲第7番」などに使用されている。