アッバサーレ abbassare
「下げる」の意。すなわち、バイオリン属で通常の音域より低い音を得るため、わざと低く調弦すること。
アッタッカ attacca
「続けよ」の意。とくに速度を変えるとき、またはひとつの楽章の終わりにほかの楽章がすぐつづくときに指定される語である。従って、その間に非常に短い休符だけが許される。
アッサイ assai
「非常に」「きわめて」の意。
アタバーキ
ブラジルでサンバによく使われるドラムの一種。コンガに似た形状で木胴、革の部分からなり、革ばかりでなく木部もたたく。タバーキともいう。
アダージョ adagio
「くつろぐ」の意味から出た言葉で (1)アンダンテとラルゴのあいだの遅い速度。 (2)遅い速度で書かれた楽章。とくにソナタ、交響曲などの遅い楽章を指す。
アダジェット adagietto
(1)アダージョよりいくらかはやい速度。 (2)短いアダージョの曲
梓弓 あずさゆみ
青森県下北地方恐山のイタコが仏を呼びながら朗唱するときに伴奏楽器として使われる。弓を逆さにして台の上にたてて、弦を棒で軽くたたいて鳴らす。
アジャスター
バイオリン、ヴィオラ、チェロの諸止板につけられる金属製の器具で微小音程の調節に用いる。
アジタート agitato
「興奮した」「心が動揺した」の意。
アザン
イスラム教の教義に則してモスクの上から決まった時間に祈りの声を呼びかけること、およびその声。当人たちは音楽とはみなしていないが、朗々とした発声と豊かな装飾のついた旋律をもち、音楽的である。