ア行

オプス op.

「作品」の意味。しばしばop.と略記され、作品番号を示す。

オード

頌歌。神や英雄などをほめたたえる歌。古代ギリシアやローマ時代以来、種々の韻律、詩型、音楽形式のものがつくられた。

オッターヴァ

「オクターヴ」の意。8vaと略記。音符の上に書かれた8vaは記譜音よりもオクターヴ高く演奏する指示。下に書かれた8vaは記譜音よりもオクターヴ下で演奏する指示となる。

押し手

筝の奏法。柱の左側の弦を左手で強く押し下げて張力を高め、その弦の音程を上げる方法。

荻江節

三味線音楽のひとつ。18世紀後半、初世荻江露友が吉原で座敷芸として演奏した長唄に始まる。

大鼓

能楽、歌舞伎囃子、民族芸能に用いる膜鳴楽器。多くは小鼓とセットになって演奏し、大鼓がリズムの骨格をになう。

応答

フーガで主題が提示されたのち、他声部がこれに応えて模倣する楽句。主題を厳格に模倣するとは限らず、主題の細部の音程を多少変化させることも行われる。

黄鐘調

おうしきちょう。雅楽用語。六調子のひとつで、黄鐘(イ音に相当)の音を主音とする律旋。

エンハーモニック

(1)古代ギリシアの音楽理論の用語。テトラコードの3つの属のうち、2つの連続する四分音と長3度音程によって構成されるもの。 (2)現代の音楽理論では、ある2つの音が異名同音的な関係にあること。

延年

延年舞ともいう。平安時代から室町時代にかけて盛行した大寺院の法会の後に行われた遊宴芸能の総称。「延年」には長寿を願う意があり、白拍子、今様、田楽など当時流行したあらゆる芸能が行われた。急速に衰退したが ...

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