ウナ・コルダ una corda
本来は「1本の弦」の意。ピアノ奏法において、専用のペダルを使用して鍵盤全体を右にずらし、ハンマーの打弦箇所を変えることで弱音を得る演奏法。
打物(うちもの)
雅楽で用いられる打楽器の総称。演奏用以外に舞具として用いられるものもある。
歌い物
日本伝統音楽の用語。広義には器楽に対する声楽の総称だが、便宜的に声楽種目の様式分類用語としても用いられ、総じて叙情的な歌詞をもち、文学面よりも音楽面に主眼点があるような種目をさす。
ヴォカリーズ
(1)母音唱法。歌詞や階名を用いず、a,e,i,o,u などの母音で歌うこと。 (2)母音唱法で歌われる歌曲。
謡(うたい)
能・狂言の声楽。上演芸術である能のうちの声楽部分をさす。曲節をともなうフシ部分と、せりふなどのコトバの部分からなりたち、ヨワ吟とツヨ吟の2種類のうたい方でうたわれる。演能とは別に、個人が謡を楽しむこと ...
ヴェリズモ
「真実主義」「現実主義」を意味する近代イタリアの芸術運動。フランス自然主義文学の影響を受け、地方色の強い下層階級の生活と行動を写実的に描く。
ウィンナ・ワルツ
ウィーンふうワルツ。複数の小ワルツの連続に序奏とコーダを付す。1820年ごろから流行。
ウィーン古典派
1770~1810年ごろ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの三大巨匠、および彼らと同時代にウィーン周辺で活動した作曲家たちをさす。
ヴィーナー
インドで古代から楽器名としてもちいられてきた語。今日では南インドの古典音楽で用いられるサラスヴァティー・ヴィーナーをさすことが多い。
ヴィオローネ
ヴィオラ・ダ・ガンバの最低音楽器。16世紀以降バス・ヴィオラ・ダ・ガンバや、さらに低音のコントラバス・ガンバなど大型の各種ヴィオラ・ダ・ガンバをさした。18世紀前半のイタリアではチェロをさすこともあっ ...