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マンハイム楽派

18世紀半ばから後半にかけ、ドイツ西南部マンハイムを中心に活動した楽派。前古典派に属する。作曲家ヨハン・シュターミツを中心として、息の長いクレッシェンド、急激なフォルテやダブルフォルテ、アレグロ、プレ ...

ロココ(音楽)

語源はフランス語「ロカイユ(小石、岩石の築山)」。元は美術用語。フランスでルイ15世の室内装飾や家具の渦巻き模様などの、華美で装飾的な様式を指した。音楽では18世紀半ば、後期バロックから古典派への過渡 ...

ブフォン論争

1752年~1754年にかけてパリで起こった、フランス音楽とイタリア音楽の優劣論争。フランスのリュリのオペラと、その幕間劇だったイタリアのオペラ。ブッファ、ペルゴレーシ〈奥様になった女中〉の優劣論争が ...

ナポリ楽派

17世紀終り~18世紀前半に、イタリアのナポリを中心に活動した楽派。オペラ作曲家が多く、A.スカルラッティを始めペルゴレーシ、チマローザらが代表的である。ダ・カーポ・アリア(A―B―Aの図式を持つ典型 ...

バロック音楽

約1600年~1750年(J.S.バッハの没年)の西洋の芸術音楽に対する呼称。ルネッサンスと古典派の間に位置する。ヤコポ・ペーリが1600年、〈エウリディーチェ〉を、またモンテヴェルディが1607年、 ...

ヴェネツィア楽派

16~17世紀頭にヴェネツィアで活躍した楽派。フランドル出身の作曲家(ヴィラールト)がフランドル様式をはじめたことで、イタリアに広まっていった。ガブリエーリが代表的作曲家である。音色の華やかさ、声部の ...

フランドル楽派

盛期ルネッサンス(1450~1600)にヨーロッパ各地で活躍した楽派。フランドル地方(ベルギー、北フランスにあたる)出身の音楽家が多く、作曲家ではジョスカン・デ。プレやオルランド・ディ・ラッソなどがよ ...

ブルゴーニュ楽派

アルス・ノヴァの後、15世紀にブルゴーニュ公国を中心に活動した音楽家をいう。デュファイ、バンショワなどが代表的作曲家である。ミサ曲やモテットの他、ポリフォニックなシャンソンなど世俗音楽も盛んで、女性的 ...

ルネッサンス音楽

1420年頃から1600年頃までのヨーロッパ音楽。ブルゴーニュ楽派からフランドル楽派の隆盛。ローマではパレストリーナにより、カトリック教会音楽(ミサ曲、モテットなど多声部合唱)が完成する。パレストリー ...

アルス・ノヴア

「新しい技法」の意で、14世紀フランスの音楽の傾向で、F.ヴイトリの理論書《アルス・ノヴァ》にちなむ。リズム法が13世紀より複雑。精巧になり、完全音程の平行進行を禁じて3度6度の平行を許すなど、対位法 ...

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