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ノートル・ダム楽派

1150年頃~1230年頃にかけ、パリのノートル・ダム大聖堂を中心に活躍した多声音楽の楽派。レオニヌス(レオナン)とペロテイヌス(ペロタン)がオルガヌムを6つのリズム表記(モード・リズム)に整理した。 ...

ネウマ

グレゴリオ聖歌などの単旋律の記譜で用いられた記号。6、7世紀に用いられるようになり、12、13世紀に定着したとされる。

グレゴリオ聖歌

ローマ・カトリック教会で中世以来継承されている、単旋律の典礼聖歌。教皇グレゴリウスI世(604年没)が、それまで個々の教会で歌われていた聖歌を整理し、発展に貢献した。主にラテン語で書かれ、記譜はネウマ ...

和音記号

和音の種類や転回位置(転回形)、機能などを、文字、数字、記号などで表したもの。コード・ネームや通奏低音の数字付き低音もその1つだが、機能がわかりやすいローマ数字によるものを特に和音記号と呼ぶことが多い ...

連続8度 連続5度

平行8度、平行5度ともいう。2声が同時に進行するとき、完全8度または完全5度の並進行になること。

並達8度・並達5度

隠伏8度・隠伏5度直、行8度・直行5度とも呼ばれる。二声が同時に並進行するとき、到達した方の音程だけが完全8度または完全5度を形成すること。和声進行で、ソプラノとバスにあたる声部間に生じた並達8度。並 ...

分散和音

和音を構成する音が同時ではなく、分散して奏されるもの。パッセージ風に速く奏するもの、アルペジオ、伴奏形としてのものなどがある。

副三和音

主要三和音(Ⅰ、Ⅳ、Ⅴ)以外の全ての三和音のこと。主要三和音の代理として使われるものがある。

ナポリの六

「ナポリの六の和音」ともいう。短調のⅡの三和音の根音を半音下げ、転回して六の和音(第1転回位置)としたもの。また、そのままの形で長調においても使われる。ナポリ楽派が特に好んだことから名付けられた。次に ...

ドッペルドミナント

「V度(の)V度の和音」「ダブル・ドミナント」ともいう。ある調の属音に対して属音関係をもつ音のこと。和音についていうことが多く、例えばハ長調の場合、属音卜音の属音にあたる二音上の三和音「二、嬰へ、イ」 ...

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