ヴェリズモ
真実主義。現実主義。19世紀末の、自然主義文学の影響を受けたイタリア・オペラの傾向。日常生活の中に起こるリアルなテーマを、ありのままに劇的に表現した。マスカーニくカヴァレリア・ルスティカーナ〉、レオン ...
ロマン派音楽
19世紀のヨーロッパで盛んになった音楽活動。それまでの古典派が形式美を重んじていたのに対し、それぞれの人の思いや感情を重視した、叙情的傾向をもつ。調性的和声法に加え、半音階的和声法、また性格的小曲や標 ...
古典派音楽
バロック時代とロマン派の間に位置し、18世紀中ごろから19世紀初めに及ぶ音楽活動。ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンらが代表的作曲家(特にこれら3人を「ウィーン古典派」と呼ぶ。)である。バロック時 ...
マンハイム楽派
18世紀半ばから後半にかけ、ドイツ西南部マンハイムを中心に活動した楽派。前古典派に属する。作曲家ヨハン・シュターミツを中心として、息の長いクレッシェンド、急激なフォルテやダブルフォルテ、アレグロ、プレ ...
ロココ(音楽)
語源はフランス語「ロカイユ(小石、岩石の築山)」。元は美術用語。フランスでルイ15世の室内装飾や家具の渦巻き模様などの、華美で装飾的な様式を指した。音楽では18世紀半ば、後期バロックから古典派への過渡 ...
ブフォン論争
1752年~1754年にかけてパリで起こった、フランス音楽とイタリア音楽の優劣論争。フランスのリュリのオペラと、その幕間劇だったイタリアのオペラ。ブッファ、ペルゴレーシ〈奥様になった女中〉の優劣論争が ...
ナポリ楽派
17世紀終り~18世紀前半に、イタリアのナポリを中心に活動した楽派。オペラ作曲家が多く、A.スカルラッティを始めペルゴレーシ、チマローザらが代表的である。ダ・カーポ・アリア(A―B―Aの図式を持つ典型 ...
バロック音楽
約1600年~1750年(J.S.バッハの没年)の西洋の芸術音楽に対する呼称。ルネッサンスと古典派の間に位置する。ヤコポ・ペーリが1600年、〈エウリディーチェ〉を、またモンテヴェルディが1607年、 ...
ヴェネツィア楽派
16~17世紀頭にヴェネツィアで活躍した楽派。フランドル出身の作曲家(ヴィラールト)がフランドル様式をはじめたことで、イタリアに広まっていった。ガブリエーリが代表的作曲家である。音色の華やかさ、声部の ...
フランドル楽派
盛期ルネッサンス(1450~1600)にヨーロッパ各地で活躍した楽派。フランドル地方(ベルギー、北フランスにあたる)出身の音楽家が多く、作曲家ではジョスカン・デ。プレやオルランド・ディ・ラッソなどがよ ...