ルール
(1)16~17世紀フランスでのバグパイプの呼称。 (2)17,18世紀フランスの舞曲。起源は不明。音楽的にはゆっくりとした3/4か6/4拍子で、ジーグに似ている。高貴で堂々としているが悲痛な性格をも ...
ルネサンス音楽
音楽史におけるルネサンスに関しては、論争が絶えないが、今日では1420年ごろから16世紀末(オペラの誕生)までの約2世紀の間の音楽をルネサンス音楽とよぶことが、一般に受け入れられている。 この時代の曲 ...
ルッジェーロ
16世紀中ごろから17世紀にかけて人気のあった低音旋律で、パッサメッゾの一種。とりわけイタリアでは、この旋律に基づく歌や舞曲、器楽変奏曲が数多く書かれた。
リンマ
ピュタゴラス音律における全音階的半音。音程比は256:243で、音程値は90.2セント。
リンフォルツァンド
「急に強く」。rinf,rfz,rfと略記する。
梁塵秘抄
後白河法皇撰の歌謡書。平安時代末の今様、雑芸などの流行歌用を集めたもの。断片的にしか現存せず全容は明らかでないが、500首をこえる歌謡が伝えられている。
呂(りょ)
日本の伝統的な音楽理論の用語。律(りつ)との対概念として特定の音階をさす、あるいは雅楽の各旋法を調子として分類するときに用いられる。また、尺八の音階音において、オクターブ関係にある2つの音や音域の低い ...
竜笛
雅楽の唐楽、催馬楽、朗詠や国風歌舞でもちいられる横笛、主笛ともよばれる。全長約40cmで、7つの指孔をもつ。素材には女竹の煤竹をもちい、樺巻や藤巻をして補強。管内は朱漆で仕上げる。音域は2点ホから上へ ...
リピエーノ
原義は「詰め物」「添え物」の意味。バロック時代のコンチェルト・グロッソ(合奏協奏曲)において、独奏楽器群からなる小合奏(コンチェルティーノ、またはソリ)に対して、それを伴奏する大合奏のこと。ほかにトゥ ...
リバットゥータ
トリルにリズム変化を加えた装飾音。本来はカッチーニが言及した「喉を打ちなおす ribattuta di gola」歌唱法に由来するが、器楽でも長く実践された。リズムを不均等にして徐々に加速する点に特徴 ...