gakufu

梁塵秘抄

後白河法皇撰の歌謡書。平安時代末の今様、雑芸などの流行歌用を集めたもの。断片的にしか現存せず全容は明らかでないが、500首をこえる歌謡が伝えられている。

呂(りょ)

日本の伝統的な音楽理論の用語。律(りつ)との対概念として特定の音階をさす、あるいは雅楽の各旋法を調子として分類するときに用いられる。また、尺八の音階音において、オクターブ関係にある2つの音や音域の低い ...

竜笛

雅楽の唐楽、催馬楽、朗詠や国風歌舞でもちいられる横笛、主笛ともよばれる。全長約40cmで、7つの指孔をもつ。素材には女竹の煤竹をもちい、樺巻や藤巻をして補強。管内は朱漆で仕上げる。音域は2点ホから上へ ...

リピエーノ

原義は「詰め物」「添え物」の意味。バロック時代のコンチェルト・グロッソ(合奏協奏曲)において、独奏楽器群からなる小合奏(コンチェルティーノ、またはソリ)に対して、それを伴奏する大合奏のこと。ほかにトゥ ...

リバットゥータ

トリルにリズム変化を加えた装飾音。本来はカッチーニが言及した「喉を打ちなおす ribattuta di gola」歌唱法に由来するが、器楽でも長く実践された。リズムを不均等にして徐々に加速する点に特徴 ...

リトルネッロ形式

バロック時代の協奏曲。とくにコンチェルト・グロッソの冒頭楽章や終楽章に特有の形式で、総奏部(トゥッティ)と独奏部(ソロ)の交替によって曲が構成される。

リトルネッロ

イタリア語で「回帰」を意味するritornoから派生した言葉。楽曲を通じてなんども同じ音楽が反復される部分をさす。バロック時代の声楽作品では、前奏・間奏・後奏に同じ音楽が回帰し、これがリトルネッロとよ ...

リトミック

スイスの音楽教育家で作曲のエミール・ジャック=ダルクローズによって20世紀初頭に創案された音楽の指導法。リズム運動、ソルフェージュ、即興演奏などからなり、精神と身体の一致、自発性と反射性、集中力と記憶 ...

リード・オルガン

ハーモニウムの一種で、足踏み式または電動式ふいごによって吸い込んだ空気でフリー・リードを振動させて音を出す鍵盤楽器。19世紀後半にアメリカに伝わり、エスティ社やメイソン・アンド・ハムリン社が大量に生産 ...

リテヌート

「すぐに遅く」。riten.と略記。

Copyright© 音楽用語集 , 2024 All Rights Reserved.