gakufu

日本音楽の階名。五声の第1音にあたる。古来、日本ではこの宮を主音とみなしてきた。

（１）今日一般的には、クリスマスにちなんだ、民衆的な有節歌曲のこと。クリスマス・キャロル。 （２）中世の民衆的な有節歌曲。英語またはラテン語で歌われた。フランスの舞踏歌（カロル）と関係。宗教的・道徳的 ...

18世紀ヨーロッパにおいて、優雅で洗練された当世風の音楽をさして言った。今日一般には、厳格で重厚な対位法書法に対し、優美な旋律を単純な和声で支えるホモフォニー書法にもとづいた、わかりやすく娯楽的な様式 ...

18～19世紀に、おもにピアノのために書かれた小品の一種。性格的小品。特定の気分や表題を想起させる小品で、作曲上とくに決まった形式はない。バガテル、ノクターン、即興曲、無言歌、ファンタジア、間奏曲、カ ...

後続声部が先行声部を逆行するかたちで模倣をおこなうカノン。「蟹のカノン」とも。

旋律・音列をその末尾から冒頭へ、逆方向に奏すること。14～18世紀のカノンやフーガでさかんに用いられ、蟹形進行とよばれた。20世紀には、十二音技法の手法としても重視された。

ホルンボステル＝ザックスによる楽器分類区分のひとつ。空気そのものの振動を発音源とする楽器の総称で、フルート、リコーダー、パンパイプのようにエッジに空気をふきつけるもの、クラリネット、オーボエ、ハーモニ ...

ある和音において、構成音が根音を最低音として配列された状態。

低音用開放弦をもつ大型リュートの名称で、16世紀の末にイタリアにあらわれ、17世紀中ごろまで使われていた。カッチーニは歌の伴奏に最適の楽器と記した。形状、調弦はテオルボに準じる。今日では合奏用低音ギタ ...

浄瑠璃の一流派。竹本義太夫が1684年大阪道頓堀に竹本座をおこしたことに始まる。人形芝居とともに劇場音楽として発展したが、浄瑠璃のみの素浄瑠璃、三味線の伴奏のない素語りもある。太棹三味線を使用。通常、 ...