楽弓
弓形の弦鳴楽器。1弦ないし複数弦からなり、口腔やヤシ殻などに共鳴させるものもある。指での弾奏や棒での打奏、付属の弓での察奏、風力や息で鳴らすなど奏法も多様で世界各地に分布。
楽器法
どのような楽器を組み合わせて曲を作るかという、楽器編成の方法。
下中音
全音階(長・短)の第6音。主音と下属音の中間の音。
カチャピ
インドネシアの撥弦楽器。代表的なものは、ツィター型で舟形の共鳴胴上部に演奏者から向かって左右に弦がはってはる。通常は、大小1対のカチャピを笛、胡弓、歌などとともに小規模な合奏形態のなかで用いられる。
語り物
日本伝統音楽の用語。声楽種目の様式分類用語として用いられ「歌い物」の対立概念となる。平家をはじめとする琵琶学、謡曲、浄瑠璃の各流派などのように、総じて叙事的な詞章をもち、音楽面よりも文学面に主眼点があ ...
片仮名音
1点音よりも1オクターブ低い音域の各音。「片仮名ハ音」「片仮名ニ音」などのようによび、「ハニホヘトイロハ」と片仮名で表記する。
下属調
ある調の完全5度下の調。たとえばハ長調に対するへ長調。
カストラート
去勢された男子。音楽用語としては少年期に睾丸を手術して人工的に変声を止めた男性ソプラノとアルト歌手をさす。16世紀後半から教会聖歌隊に採用され、力強さと柔軟さを兼ね備える声楽的卓越により18世紀末まで ...
風箱
オルガンの中枢部分で、上部にはパイプが立ち並び、内部にはパイプに送りこまれる空気がためられていて、鍵の動きで作動する弁とストップによって選択されたパイプ列のみに空気を通す制御装置がある。
下行
音運動の方向を示す語で、音が下方へ進むことをいう。