ア行

大太鼓

神社の祭礼などに用いられる大鼓や、相撲のやぐら太鼓などの大型の大鼓。くすのきや、かしなどの堅い木をくりぬいて胴を作り、両面に馬や牛の皮を張り、たくさんの鋲でとめてある。祭ばやしでは大胴(おおどう)とも ...

ウッドブロック

硬質の本をくりぬきスリットを入れた小型の体鳴楽器。丸形で両端に溝を付けて、二種の音が出るものは西洋起源のものである。L.アンダーソンの「シンコペーテイド・クロック」での用法が有名。

ウィンド・チャイム

トウリー・チャイム、バー・チャイムとも呼ばれる。少しずつ長さの違う金属の細いバー(棒)20~30本を長さの順に一列に吊るしたもの。金属製のマレットや手でバーを次々に横切るようにグリッサンドしたり、個々 ...

ヴィブラ・スラップ

弾力性のある鉄の棒の先に小さな木の箱を付け、その箱の中に金属のツメがあり、鉄棒に与えられた振動を受け、箱にあたって共鳴し音をだす。キハーダ(ロバや馬の下あごの骨で作られたキューバの民族楽器)に似た音を ...

オカリナ

1860年頃イタリアのドナーテイが考案。リコーダーと同じ発音原理をもつ陶土製の鳩笛。

オーボエ

ダブル・リードの木管楽器。管の長さは約70cm弱。吹口から先端にやや広がる円すい形。木管の中では最も音律を変えにくい楽器であるため、オーケストラなどでは、オーボエの音でビッチを合わせる。音色はやや鼻声 ...

アルペンホルン

アルプスやピレネーの牧夫たちに愛用されている素朴な木製の管楽器。0.9~4mほどの円すい管。

ヴィオラ・ダ・ガンバ

古楽器で擦弦楽器の1つ。16~18世紀の西洋音楽に重要な役割を果たした。ガンバとは、脚という意味で脚にはさんで弾く。6本の弦、2オクターヴを4つの完全4度と、1つの長3度で分割する調弦法で、指板にはフ ...

オラトリオ

聖譚曲(せいたんきょく)。宗教的な題材による演奏会形式の大規模な叙事的楽曲。劇的な構成ではあるが、オペラとは違い動作、衣装、背景などは用いない。ヘンデル〈メサイア〉等で古典的オラトリオの形式が確立し、 ...

オペレッタ

喜歌劇。ヨーロツパの貴族、上流階級の娯楽だったオペラを、より庶民的な軽い娯楽にしようとしたオペラの通俗大衆版。19世紀後半から20世紀初めにかけて流行した。J.シュトラウスⅡ世くこうもり〉、オッフェン ...

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