エール
16~18世紀のフランスで用いられた。 (1)歌曲の意味。「まじめな歌」「酒の歌」とも、エール・ド・クールというようにも使用。 (2)劇音楽や声楽曲での歌。 (3)オペラ中の器楽曲、舞曲。組曲中の旋律 ...
エラール
パリのピアノ、ハープの制作会社。創設はストラスブールのセバスティアンとジャン=バティストのエラール兄弟。1821年、機械学を好んだセバスティアンは、連打を容易にするダブル・エスケープメントという機構を ...
エピソード
2つの主題部分のあいだに挿入された、比較的自由な内容の部分。フーガでは主題の提示部とつぎの提示部の間の部分。ロンド形式では、反復される主要主題の間に挟まれた部分。
エスタンピー
13,14世紀のフランスやイタリアの写本にこの曲種名が残されている。多くは旋律のみだが歌詞のあるものもあり、「踏み踊り」の名称が示すように舞曲とされる。半(開)収支ouvertでくりかえされ、全(閉) ...
エコセーズ
スコットランド舞曲の意。19世紀初頭に流行した2拍子系の活発な舞曲。スコットランドとの関係は不明であり、イギリス起源やフランス期限という説もある。ベートーヴェン、シューベルトの作品が名高い。
エオリアン・ハープ
名称はギリシアの風の神アイオロスに由来する。長方形の共鳴胴に数本の弦をユニゾンにはり、自然の風によって発音させる。17世紀初めごろから19世紀までヨーロッパで流行したが、他の地域でも同様の楽器の存在が ...
エオリア旋法
教会旋法のひとつ。ルネサンス時代にあらたに追加された旋法のひとつ。第9旋法。
エヴァンゲリスト
受難曲などの「福音史家」。
嬰記号
音の高さを半音上げる変化記号。臨時記号としても調号としても使う。記号は#を使用。臨時記号の場合は符頭の左、調合の場合は音部記号の右につける。
上調子
三味線音楽の用語。主旋律より高音域をひくため棹に枷をつけて調弦した三味線、およびその三味線で演奏する旋律のこと。